自然素材あれこれ


自然素材にこだわった家を見学

少し前に、新築の「現場見学会」へお邪魔させていただく機会がありました。

加古川で、自然素材にこだわった家づくりをされている工務店さんです。

床材は、和歌山県産の松の無垢材を標準とされているそうです。

しかも、厚みは30mm!  この厚みでも、床暖房は十分効くそうです。

そして、建具やキッチン、洗面化粧台、ユニットバスに至るまで、

できるだけ合板を使っていない製品をセレクトされているそうです。

お客さまに安心して暮らしてほしい、特に子ども達が健康に過ごせるように、

「子ども部屋の仕様には細やかな配慮をしていきたい」という言葉がとても印象的でした。

この日も、たくさんのお客様が見学にこられていて、説明に熱心に聞き入っておられました。






自然素材の性質を理解してほしい

ところで、世間は、自然素材ブーム。  雑誌の特集も多いですよね。

先日の雑誌(日経アーキテクチャー)にはこんな記事が掲載されていました。 

雑誌に登場する単語の分析に関する報告です。  以下抜粋。




『素材に関する単語の傾向は、健康志向や環境問題に対する

意識の社会的な高まりを着実に反映していた。

具体的には「木」、「土・しっくい」、「石」といった自然素材に関する語句で、

下のグラフのように全体の7割を超えていた。

特に「木」はダントツの81件で全体の45%と、

自然素材に関する語句の6割強を占めた。』





「自然素材」 「木の家」 などの言葉で、

人々を煽っているようにも感じますが、

自然素材には、メリットもデメリットもあるので、

そういった情報も、きちんと伝えてほしいと思います。







自然素材のデメリット


wall.jpg  
珪藻土の塗り壁。 優しい風合いがいいですね。 


wood.jpg
天然石(シェルストーン)と化粧梁。 


stone.jpg
化粧砂利と飛び石  アクセントのアイビーが素敵。




雑誌でも大人気の「ナチュラル・マテリアル」。

いまや、環境や自然素材を無視した家づくりは、

お客様に振り向いてもらえないということでしょうか。

しかし、自然素材を採用すれば、それでOKというわけではありません。

自然素材の良さだけでなく、「自然素材ならではの問題点」も

覚えておいてほしいと思います。




○無垢材は、反ったり、縮んで隙間が開いたりする

○無垢材は、十分に乾燥させた材であっても、少し収縮する

○無垢材は、汚れが浸透しやすいので、定期的にメンテが必要

○塗り壁は、建具の近くは、振動による細かなクラックが入りやすい

○塗り壁は、食べ物やインクなどの汚れが浸みこむと取れない 

○塗り壁は、傷つきやすい 

○塗り壁は、ヘタに部分補修すると補修跡が目立つ場合もある




そういったことが、気になる方には、

限定的に使う方法がお勧めかと思います。







自然素材 お勧めの使い方

○無垢材や珪藻土は汚れにくい「主寝室」に! 


体を休める寝室ですから、自然素材がぴったり。 

食品で汚れることもほとんど無いし、少々節ありの安い材料でもOK!

合わせて、ベッドヘッドの壁に珪藻土タイルなどを貼れば、

消臭効果も期待できます。

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床:チーク無垢材  ベッドヘッドの壁:珪藻土タイル




○LDKでは、TVの背面と天井がお勧め!


汚れにくい場所、子供の手の届きにくい場所として

TVの背面や天井がおすすめです。

特に天井は、床と同じ面積に貼ることになるので、

調湿・消臭性能などに期待ができます。

私の場合、構造材の梁をデザインして見せながら、

羽目板を貼ったりすることが多いです。

薄くホワイト色を塗布すると、圧迫感もなく、

とても素敵なインテリアになりますよ。

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TV背面壁:珪藻土タイル  
天井:構造材化粧梁(米松) + 羽目板(パイン材)


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